fromあんずtoきらり

2022年05月

キラリが宇宙に還って、3日後に宝塚動物霊園でお葬式をすませました。
今は、家に鎮座しています。

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火葬のときも、花に埋もれ、そして今も花だらけ。うれしい。
送ってくれたみなさん、そして獣医さん。ありがとう💛

今週に入ってかなり立ち直り、これから何をなすべきか、そっちに気持ちが向いています。
友人たちが、みんな、書くことを応援してくれていて、
心からありがとう。
わたしは、そうやって生きていくしか、ほかには脳なしなのでそうします(笑) 
なにより書くことが好きだし、きらりもきっと力を貸してくれるでしょう🖋

昨日は友人と楽しくランチをし、お互いに長々しゃべって別れた後、
時計を見たら17時半。
ひとくら公園、この時期は18時までなので、その足で(といっても車🚗)寄り、
公園のうらの山道を少しだけ歩いてきました。
きらりがいないから、思いつきでも行動できる、ラクなような、さびしいような。
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新緑とヤマツツジがきれいでした。空気も。
ただ写真のなかにきらりがいないのは、正直ざんねんです。
でも、思い出多き場所にいくと、泣いてしまうかな、と思ったのにそうでもなかった。
おかしいなあ、そんなはずないのになあ、ってふしぎな感覚です。


昨日の夕方、ふと空を見上げたら、水色にピンクが混じって雲に色をつけ、
どの雲も龍に見えました。あれえ、写真では、微妙なピンクがわかりませんね😅

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きらりイコール龍とは思いませんが、
それでもわたしには、龍がいっぱいいる=きらりの魂もいる、ように見えたので、
宇宙の大きさを感じつつ、力をもらったのでした。
 

昨日一昨日で、きらりは天国に逝ってしまいました。
まだ心がついていけません。

9日(月)ボケて徘徊し、車に乗せたらぎゃんぎゃん嫌がって叫ぶので、これからのことを考え、
知人がしている老犬ハウス『はまじいの家』に4時間預けて、用事をすませた。
元気ならストレスになるけど。ほぼボケてしまったから、預けることもできる。 これからもお願いできるから、はまじいの家の存在、ありがたいなあ、と心から思った。
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でもその夜11時半すぎて、きらりがとつぜんカメみたいにひっくり返ったまま、
あがいてあがいて、
それは階段から落ちたあの日と同じなんだけど、それよりもっとすごくて、
だっこしたら、足もピーンとつっぱって。
おさまったあとも、脳が興奮状態で、ものすごい速さでうろうろしまくり、水の器も見えていないごとく乗り越えて歩く。これはおかしい、と思っていたら二度目の発作。
泡をふく。
一旦治ってももう、起きる立つはできず、緩い痙攣も止まらず、息遣いも苦しそうで、
朝、動物病院があいたらーーと思っていて、はたと北摂夜間救急動物病院の存在を思い出し、
電話して連れていった。

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つぎつぎと、ワンニャンが、飼い主にだかれて訪れる。
きらりは、痙攣止め点滴2本打ったけどおさまらず(きゃんきゃーんと扉越しに声がきこえる)
医師に呼ばれて、安定剤の点滴をしますよ、と。
7時、なんとか落ち着いたから、と連れて帰る。
それでも小さな声で、キャンキャンと間欠的に鳴き、苦しそうで、ピクリピクリ、と一定のリズムで体が動く。 
かかりつけに行くようにと救急で言われていたので、夕方からいばらき動物病院へ。
ずっと小さいころからなじみの女医さんに、
「たぶん、脳腫瘍でしょう」といわれた。脳圧を下げる点滴をしてもらって夜に帰宅。
まあ、ふらっふらになってしまった。

そして、昨日、午前中は ピクリピクリと、発作のあとよりは小さく、それでもまだ動いていたけど、
午後からはそれもなく、首はもうぐらんぐらんで、死んでる?と思うくらい。
シリンジで水を飲ませると、ほとんどは口の外に流れるけれど、たまに コクッと飲み込む音。
だっこしたまま、親しい友人たちにラインしまくり(じっと見ているのは耐え難く)
おしっこが出ないと最後苦しむよ、といわれていたから、
21時におしっこがでて、よかった〜、と手帳に記入。
そのまま、手帳をめくって、きらりのことを書いているたびに読んで過去をなぞり、
ラインやメールのやりとりを、腕にだいたまま(何しろ1キロだから、まったく負担ではない)
やっていた。へんだけど、瀕死のワンを看ているというより、
ふつうにだっこして、メールしてるような気持ちで。
でも、心臓が丈夫だから死んでいないだけで、ほとんど脳死状態、とは思っていた。
実際、生きているとわかるのは、まれにまぶたが動く、
集中したらかすかに(!)心臓が動いているのがわかる、そんな程度。
水もシリンジで与えて、でも9時過ぎたころにはもう飲み込んだ感触なく、
いったいわたしは過去なぞりばかりに気をむけて、なにやってんだ・・・。
腕のなかの存在は、当たり前に生きているワンのように、なにも心配していなかった。
きらり、大好きだよ。きらりありがとうね。きらりはたからものだよ。
一度だけ鼻と鼻をつきあわせて(もちろんきらりはもう昏睡状態で、わたしが自分の手できらりの頭を支えて)そういった。
21時半、 手帳を読みつつ、ふと気になってきらりを見た。
もう死んでいた。今、って感じではなく、少し時間の経過を感じた。
知らない間に逝ってしまって、じっと見つめていなかった自分は馬鹿かと思う。
9時におしっこが出た時が死んだときかもしれないけど、
ふつうに腕の中に抱えたまま、テイッシュで拭いて、また抱っこしなおして。
まったく気づかなかった。
一回だけ、小さくキャンキャンとないた。そのときかもしれない。
大好きだよ、と声をかけたときは、なにかしら気配があって(もう覚えていない)、
それで声をかけたと思うんだけど、うろ覚え。

後悔すると辛すぎるから、なるべく考えないようにしている。
昨夜のきらり看取っていないこと、もうひとつは階段からわたしのせいでまっさかさまに落ちたこと。
脳腫瘍はいつからだったのか。
でもボケのような徘徊や、車に乗せるとギャンギャンなくのも、いろんなおかしなこと、心配してばかりだったいろんなこと、すべてがそれからきていたとわかったのは、よかった。

今はまだ心がついていけてないのかも。
このまま、ペットロスにならずに乗り越えていけるのか、
こればかりはわからないけど、胸に大きな悲しみの袋があって、それが破れないようにむりに抑えている気はする。
16歳と5ヶ月にあと2日、で亡くなって、それが17歳まで生きてくれたとしても、
わたしにとってたいした長さの差ではなくて、年齢的にその日は近いとは思っていた。
でも、正直2月まではシャンシャンに元気で、老犬とは思えないくらいだったので、
楽観的だったかな・

ほんと、悲しみを必死で抑えているのがほんとうのところで、悲しみの袋をちょっと破ったら、
そこからたいへんなことになると、自分でがまんしている。

でも必ずこんな日はくる。人もペットも。
きらり、16年間、ありがとう。
とくにカイくんが死んでからの9年間、一人と一匹、べたべたに大好きだったから、
きらりは幸せなワンといつも思っていたから、
それだけは、きらりもわかってくれていると思う💝
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3月2日の夜。
2ヶ月前のきらり。このきらりがたった2ヶ月でこの世を去るなんて、
だれが思うだろう。
すぐでもいっしょに散歩に行きたい。 

 

4月が終わったとたん、二の腕の裏側にチリチリした軽い痛みがあって、
そのあと、小さな水疱が。
なんだろう? 毒虫に刺された?
とネットで調べたけど、虫系なら痒いらしい。それはない。
で、もしかしたらヘルペスかな? としらないなりに思っていて、
今日、近くの内科に行ってきた。
電話で診察予約をとるときに、「だいぶひどいから、皮膚科に」と薦められたんだけど、
皮膚科は遠いし、
心のどこかに、まだ毒虫説があったから、とにかく診てもらった。
先生、迷いもなく「ヘルペス」って診断。
飲み薬、塗り薬、とんぷくも出て、これで安心。
痛みって、人によって耐えられるレベルはちがうと思うけど、
今のところ夜中に痛いなーって思う程度で、日常生活に支障はない。
でも、正直この半月ほど、すごくしんどくてしんどくて、夕方には眠くて起きてられない。
しんどかったらすぐに寝よう

きらり、低め安定の連休中は、ゆるゆると、9月に出る予定の作品の加筆。
ほぼできたし、たごもりのりこさんの絵も楽しみ。
幸せだなあ、って思える

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「きみのなまえ」が、新潟県の感想文コンクール課題図書になりました。
その前に2刷にはなっていたのですが、
おかげさまで、4刷に。
本が売れない時代に、ほんとうにありがたいことです。
読んでくださったすべての人に感謝します

あの物語の芯にあるのは、実話。
わたしのちっぽけな脳みそでは思いつくはずもない、あのシーン。
人の心の温かさに胸を打たれます。

そして、今は新緑の美しさに深呼吸。
細々と、しあわせな日々が続きますように

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