fromあんずtoきらり

2022年06月

この4日ほど、かなり一生懸命、ゲラの修正をしていました。
9月に刊行予定の、関西弁たっぷりのエンタメおもしろ系。
修正をしていても、楽しいのでよかったです。
今日はゆったり、まったりの朝。
全粒粉のパンとアメリカン、そして青汁粉末を入れた豆乳ヨーグルト。
パンの種類が変わるだけで、定番の朝ごはんーーを準備していたら、
ふっと「千の風にのって」の一節をくちずさんでいました。
(じつは、タイトルは覚えていなくて、ネットで調べました)

♪ わたしのお墓の前で泣かないでください。ここにわたしはいません。死んでなんかいません。

まったく平常心だったのに、思いがけなく泣いてしまいました。

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死んでなんかいない。そう、魂は生きているのかもしれません。
これは、信じないといわれたらそれまでの話ですが、
一度、きらりの声が頭のなかに降ってきたことがあって、
それで少しのあいだ、頭のなかで会話しました。
かいつまんで書くと。

キラちゃん。最後まで、はまじいの家に連れて行って、きつかったでしょごめんね。

うん、きつかったよ。でももうぼく、死んじゃったからね。

ごめんね、きらちゃん、

ううん、ぼくのなかにあるのは、おかあさんへの大きな愛だけ。

ぼくのなかにあるのは、おかあさんへの大きな愛だけ。
このことばを今も大切に、心に留めています。
そして、森のやさしや、鳥の声の美さを感じつつ・・・停滞していた原稿、書き上げます💨💨💨

今日はきらりの一歳までの紙焼きの写真をアップ。

あのころ、スマホを変えるたびに写真がパーになって、10年ほど前からしか写真が残っていないことにがっかりしました。
 

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考えたら、16年間のうちの14年は、なんの心配もなく、すくすく元気で、
楽しい時間を すごさせてもらったなあ。感謝❤️
 

きらりがいなくなって、
このブログも、ほんとうはタイトルを変えないといけないのかもしれません。
でも、いろんなことを変えられないまま、日々をすごしています。

きらりが最後の痙攣発作を起こしたその日 、4時間ほど預けた老犬のデイサービス、
『はまじいの家』に、挨拶に行ってきました。 
https://hamajii.com

はまじいの家を始めたふたりは、昔、わたしがボランティアに通っていた保護団体に勤めていた人たち。
ふたりの人柄もしっているし、きらりとわたしのこれからを考えて、慣れてもらおうと預け、
結局それが最後になってしまったわけです。

その日は、奥に預かりの大型犬が何匹もいて、きらりは、入り口すぐの1畳足らずのところにいて、
迎えに行った時も、そのスペースからだっこして出してもらって、
わたしが受け取って、リードして🚗まで歩いて帰ったのでした。 
はまじいの家のスタッフさんと話すのは、そのとき以来で、
そのスペースを見つめたときこそ涙ぐんだけれど、それでもふつうに笑顔で話したし、
プードルの保護犬もいて、そのワンをひきとって一緒に暮らすのもいいかもしれないーー
などと思い、ほぼ平常心で帰宅しました。
でも、原稿の最終校正すませて、
やれやれーーと思ったとたん、あのはまじいの家の小さなスペースをぶつからずに歩いていた、
目は見えてましたね、なんて教えてもらった姿そのままに、きらりが目にうかんで、
ああ、だめだめ、つらい。
まさかその夜に・・・とは夢にも思っていなかったので、
きらりとの貴重な残り少ない時間を、きらりが初めてのところに預けてしまったことは、
やっぱりかわいそうなことをした、と・・・涙涙でした😢

はまじいの家さんに預けたその夜にきつい痙攣発作を2回起こして、丸二日できらりは死んでしまったわけですが、
あとで、預けた日の写真を額に入れて、お花と共に送ってくれ、お葬式もそれを飾り、
今もリビングに飾っています。
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そしてまた、亡くなったあとに、トリマーさんからも、
去年の1月、トリミング後にとった写真と共にお手紙が届いて、
なんていい人たちに囲まれていたのだろう、と改めて感激しました。
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 まあ、親バカを許してもらえば、実物のほうがずっとかわいかったですけどね😃

ふつうに仕事はしているし、このところコロナときらりの老いで、ごぶさたしていた友人たちと
このごろは毎日のようにランチして、気晴らしもしているけれど、
それでも、心の奥底には深い悲しみの川が滔々と流れています。
家族だったから、あたりまえですね。
ちなみに、はまじいの家のスタッフさんたちそれぞれも、もう亡くなって何年にもなるのに、
未だに思い出して涙する、と言っていました。(実際、今日も涙💧ぐんでたし!)
そんな人たちだからこそ、老犬介護がたいへんな人たちの助けになりたいと
はまじいの家を立ち上げ、休みもほとんどとらないままにがんばっているわけで。

悲しみを糧にして、人は人として成長しながら生きていくのだと、しみじみ思います。
そしてそんな人たちは、みな、人生を大切に生きていると感じます。 
かれらのほうがずっと若いけど、尊敬です💕


今日は、1年半ぶりの友人たちふたりと尼崎で夕食を食べました。
もう10年以上前の何年間か、動物保護施設で、共にワンたちの散歩を引き受けていた仲間です。
ほんとうはもうひとり仲間がいるけど、ワンの介護で出かけられない状態ゆえ、
今夜は3人。
「ひさしぶり。前に会ったのいつだっけ?」というくらい間があいて、
そうだ、前回は、きらりが白内障の手術をして、とても元気になったときに集まった、とだれかが覚えていて。
ずっと会いたいね、会いたいね、といいながら、それぞれがそれぞれの理由で忙しくて、しかも住んでいる地域もみんなバラバラで、コロナにもブレーキをかけられて、やっと今日会えたのでした。
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正直、みんな生き物にはディープです。
なので、きらりが11日に亡くなった前後も、グループラインで、とても力になってくれたし、
もうひとりもすずちゃんというネコが13日に亡くなって、
みんなで支えあっての今日でした。
お酒を飲める人はゼロなので、カプリチョーザでパスタやピッツァ、サラダ、いっぱい食べました。
そんな仲間なので、おみやげは、
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ふたりにぴったりのハンカチ。

最期を思うと、もう辛すぎて飼えないというすずちゃんの飼い主。わたしも同感。
昨夜も、最後の二日間のきらりの写真や動画を見てしまって、苦しくて寝られませんでした。
昼間はだいぶふつうになってきましたが。
ちなみに、
きらりは、脳腫瘍ではなくて、鼻腔腫瘍だと思います。
鼻の奥にあった腫瘍が大きくなって、脳を圧迫して、発作が出ていたのだと
いろいろ調べ、先生とも話をしてほぼ確信しています。
昨年10月からずっと、最後まで辛そうだった鼻水とそれに混じる血。病院で鼻水を調べ、血液検査もしたけど異常は出なかった。でもぜったいおかしい。脳腫瘍といわれたけど、それで鼻水に血が混じるのだろうかーー。
そこに執着して手帳や写真動画、ネット、調べまくった集中力は、わたしなりのペットロスかもしれません。
今日も夜遅く、帰ってきて、
きらり、ごめんよ。遅くなってしまってーーなんてことばがまず心にうかび、
あ…と思いました。
まだ、きらりは心のなかにしっかりと生きています。
って、やっぱり最後はきらりのことでした。
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2021年、12月13日。16歳の誕生日の朝。
って、写真を見つめていたら、涙がにじみます。
そりゃそうですよね、まだ三十五日もきてないですから・・・😢



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